GAOMONのS620は、3,000円台という価格帯の中では完成度の高い板タブだと感じます。551件のレビューで評価4.0を維持している点からも、多くのユーザーが価格相応、あるいはそれ以上の満足感を得ていることがうかがえます。

作業領域は6.5x4インチとコンパクトで、デスク上に置いてもそれほど場所を取りません。ノートパソコンと並べて使う程度のスペースがあれば十分で、自宅の作業机が狭めな人でも扱いやすいサイズ感です。筆圧8192レベルに対応しているため、線の強弱やタッチの再現性はエントリーモデルとしては十分すぎるほどで、イラストの練習やデザインの下書き程度であれば不満を感じにくいはずです。

付属のペンが充電不要である点も地味に使い勝手が良いところです。バッテリー切れを気にせず、電源を入れてすぐ描き始められる手軽さは、特にオンライン授業やちょっとしたメモ書きに板タブを使いたい人にとってありがたい仕様だと思います。

ショートカットキーが4つ用意されているのも便利で、よく使うツールの切り替えやアンドゥなどを割り当てておくと、作業効率が地味に上がります。ただし、キーの数自体は少なめなので、複雑なショートカット運用をしたい人には物足りなく感じる可能性もあります。

対応OSがWindows・macOS・Androidと幅広いのも安心材料です。osu!のようなゲーム用途からイラスト制作まで、用途を選ばず使える汎用性の高さは評価できます。

総合的に見ると、初めて板タブに触れる人や、サブ機として気軽に使いたい人に向いている一台です。プロ向けの高機能さは求められませんが、価格と評価件数のバランスを考えると、コストパフォーマンスは良好な部類に入る商品だと言えそうです。