Anker Soundcore Motion+を数週間使ってみての感想です。まず箱を開けて手に取った印象は、想像していたよりも重量感があり、しっかりした作りだということでした。本体サイズはそこそこありますが、その分ドライバーとパッシブラジエーターが余裕を持って配置されているためか、低音の鳴り方に厚みを感じます。重低音を売りにしている製品だけあって、ヒップホップやEDMなどベースラインがはっきりした曲との相性は良いように思います。ただし低音重視の傾向があるため、ボーカル中心の楽曲では好みが分かれるかもしれません。

30W出力という数値通り、室内での使用であれば十分すぎる音量が出せます。屋外や庭でのBBQなどでもボリュームに困ることはありませんでした。apt-Xコーデックに対応しているため、対応スマートフォンとペアリングした際の音の解像度は、通常のBluetooth接続と比べて違いを感じられる場面もありました。

IPX7の防水性能については、キッチンでの調理中や、屋外での小雨程度であれば気にせず使えている印象です。ただし水没させるような使い方は説明書通り推奨されていないので、あくまで生活防水の延長として捉えるのが良さそうです。

バッテリーは公称12時間とされていますが、音量を上げて使用する場面が多いと、実際にはそれより短くなる体感でした。とはいえ半日程度の外出や、自宅での一日使いには十分なスタミナだと感じます。

価格は11,990円で、Bluetoothスピーカーとしては中価格帯に位置しますが、評価は4.3、レビュー件数も2910件と多く、一定の支持を集めている製品であることがうかがえます。実際に使ってみても、価格に対しての音質・機能のバランスは納得できるものでした。派手さよりも実用性を重視する方に向いている一台だと思います。